全日空のキャビンアテンダント

 

キャビンアテンダントの笑顔は本当にいいものですよね。

飛行機で出張する事の多い私にとって、キャビンアテンダントとの出会いやふれあいは一番の楽しみです。

こういう話をすると、スケベなおやじのように思われますが、今やキャビンアテンダントは女性ばかりとはかぎっていません。

外資系の航空会社では、若くて爽やかな男性が機敏に機内を動き回る姿も目にする事が出来ます。

ともすれば、地上で彼ら、彼女らと出会っても、何の感動も持たないかも知れません。

恐らく私にとって、キャビンアテンダントたちは、まさにフライトの一部分なのでしょう。

キャビンアテンダントと一口に言っても、航空会社によって雰囲気はかなり異なります。

謂わばキャビンアテンダントはその航空会社の顔、企業の考え方を実に見事に映し出しています。

例えば、パワフルに頑張りたい時は、全日空がお勧め、とにかくキャビンアテンダントたちがみんな元気です。

ANAでは20代後半でチーフパーサーとして活躍している人も多く、立ち振る舞いが非常に機敏で、笑顔も他社よりもはるかに多く、気持ちがいい。

気分を落ち着かせたい時には、比較的落ち着いた上品な雰囲気のキャビンアテンダントが目立つJALを好む時もありますが、最近は全日空が多いですね。

一歩地上に降り立てば、厳しい現実が待ち構えている昨今、機内でしっかりと若いパワーを吸収しておく事は、実に有り難いのであります。

乗客一人一人のその日の顔色によって、見せる笑顔を変えてくれるのもANAのキャビンアテンダントの裏技の一つですね。

キャビンアテンダントが提供するのは、飲み物や食べ物だけでなく、旅の安心感や期待など沢山あります。

その全てを満たす事は出来なくても、精一杯努力してくれるところに、いつも感謝と感動を持たずにはいられません。

ただ、自分が時より感じる事、それは全日空の場合、会社がスタッフを育てているのではなく、会社の中でスタッフが自らの力で育っているのではないだろうかという事。

だから、作られたキャビンアテンダントではないし、作られた笑顔や言葉ではないので、非常に親しみが持てるのではないでしょうか。

これをきっかけに、益々全日空のキャビンアテンダントたちにはまってしまいそうな私です。