しかし、そうは言っても新卒就職は、乗りこえなければならない壁なので、内定率ばかりにこだわっていられません。
最近の大学生の新卒就職の内定率をみると、93.6%となっていて、やや上昇傾向にあるので、ちょっとは明るい見通しがあるのかもしれません。
そして、実際に新卒就職の内定者は、約35万6000人という結果があるので、内定率は非常に高いのです。
新卒就職の内定率は高くなりつつありますが、現実には、未内定者が約2万5000人いることは事実です。
そして、現在の卒業予定の大学生の新卒就職の内定率を見ると、大体、6割くらいを推移している現状にあります。
こうした新卒就職の内定率を見ると、全国的にその率は上昇傾向にあり、前期比を見ても上昇しているのがわかります。
また、これは大都市圏だけでなく、九州や沖縄地区も上昇しているので、新卒就職の内定率は明るい兆しが見えはじめています。
2年連続の改善がみられるのが新卒就職の内定率ですが、それでも、全国的にみると、約15万人の人が内定を得ることができていません。
そうした実態を見ると、新卒就職の内定率はまだまだ予断を許さない状況で、景気の先行きをしっかりと見通す必要があります。
全国の国公私立大学を調査すると、新卒就職の内定率というのが、浮き彫りになってきます。
新卒就職の国公立大の内定率を見ると、男女別の内定率では、男子、女子共に約6割となっています。
国公立の新卒就職の内定率は、私立と比べると弱冠良い傾向にありますが、大差はありません。
全体的に新卒就職の内定率が改善傾向にあるのは、リーマンショック以降、採用を控えていた大手企業が求人数を増やした結果と言われています。
しかし、景気の先行き不透明感があるのは事実で、新卒就職の内定率だけで、全ては判断できません。