ワーキングホリデービザと留学ビザ

ワーキングホリデーというのは、一年計画の長期滞在ですから、当然、渡航先のビザが必要になります。
それも、留学ビザとは全く違う専用のワーキングホリデービザというビザを取得しないといけないのです。
おまけに、国によっては、その発行数も限定されていますし、その条件や費用、それに手続き方法も異なるので、詳しい事は各国の大使館に問い合わせるのがベターでしょう。
それに、従来の留学ビザとの違いというのもしっかり認識されておく事をお勧めします。
従来の留学ビザとの違いなんていうと、ワーキングホリデーというのがとても新しい制度のように思われるかも知れませんが、決してそんな事はありませんよ。
皆さんの身近にも、案外ワーキングホリデーの体験者というのはいらっしゃるかも知れませんね。
ただ、最初の頃はオーストラリアやカナダなど、渡航先が4ヶ国位しかありませんでした。
けれど、今ではお隣の韓国や台湾などアジアの国々も加わり、ワーキングホリデーの選択肢は11ヶ国にも上っています。

ワーキングホリデービザは、ある意味、一生に一度しか取得出来ない非常に貴重なビザとも言えます。
勿論、これは一生に一度しかワーキングホリデーに行けないという訳ではありませんよ。
ただ、オーストラリアを除いては、原則1ヶ国につき、一度しか発行してもらえないので、一ヶ国につき、一生に一度しか行けないという訳です。
つまり、今のところワーキングホリデーは、オーストラリアに2度行くとしても、一生のうちで12回しか行けないという事になりますね。
しかも、18歳から30歳までの間、イギリスにおいては25歳までしかこのビザの発券は受けられません。
なので、逆に言うと、今以上多くのチャンスがあっても、それをフルに活かす事は出来ない訳ですが、とにかくワーキングホリデーが貴重な経験である事は確かでしょうね。
という事で、近年では、年間2万人以上もの若き日本人が活用しているそうですよ。
正直、楽しいだけの1年ではありませんでしたが、そこで得たものは大きかったと思います。
今のこの世知辛い世の中を生き延びられているのは、あのワーキングホリデーで身に付いた要領の良さが多少なりともあるのかなぁっとも思いますね。
留学ビザの場合は、期間中ずっと同じ学校に在籍しなければなりませんが、ワーキングホリデービザには、そういう規制は一切ありません。
期間中4ヶ月間の修学は認められているものの、後はどこで何をしようが全て自己責任という事になっています。
ただし、はっきり言って、現地で稼いだお金だけで滞在費を全て賄うのは難しいと思った方がいいですからね、やっぱある程度の資金力は要りますね。