日本では別段問題がなくても、海外青年協力隊の派遣先は、衛生面や治安面がまだまだ充実していない地域も多いですしね。
実際問題、海外青年協力隊としてアフリカや南米に渡り、志半ばにして命を絶たれてしまった方も少なくありません。
また、障害者となって帰国を余儀なくされる方もしばしばで、JOCVを派遣しているJICAでは、渡航前に必ず国民健康保険に加入しておくように促しています。
という事で、健康第一というのが海外青年協力隊の第一の資格という訳ですね。
海外青年協力隊の職種の中には、それこそ無冠の帝王でも全然OKという資格不要のものも沢山あります。
ですが、完全に無資格でも通るのかと言えば、残念ながらそうではないんですねぇ。
まず、海外青年協力隊に入るという事は、異国に渡って長期滞在する訳ですから、言葉が通じなければ自他共に困ります。
そこで、英語に関する何らかの資格や検定を持っている事は暗黙の内のルールとなっているのです。
その証拠に、海外青年協力隊の応募書類には語学スキルを記入する欄もあって、そこが未記入では受け付けてもらえません。
必ずしも通訳検定やビジネス英会話の資格でなくても構わないのですが、TOEICなり英検なりは書く必要性があります。
まあもっとも、それで海外青年協力隊の一次選考である書類審査が通るかどうかは分かりませんけどね。
海外青年協力隊として活躍出来るのは、医師や看護師、あるいは教師などの高等教育機関の修学を必要とする資格を持っている人のみだと思われている人も多いと言います。
しかし、決してそんな事はなく、一定期間の実務経験さえあれば、これと言った国家資格や民間資格などなくてもOKという職種も沢山あります。
また、美容師や保育士など、一見海外青年協力隊には関係なさそうに見える資格でも、実は実は募集されていたりなんかするのであります。
海外青年協力隊の資格と募集要項については、関連のブログやサイトに多数掲載されていますから、それらをご参考にされるといいだろうと思います。