海外青年協力隊はあくまでもボランティアとしての活動ですから、給料の支給というのはありません。
以前、日本にいるのが退屈だから、JOCVにでも応募しようかと容易に言っていた大学の後輩が、やたらめったら給料の事を気にしていたんですけどね。
まあ端から給料をもらって海外青年協力隊になろうなんていう考えがよろしくありません。
そんな甘ったるい気持ちで応募しても、恐らく落とされるだろうし、仮に採用されて派遣されても、継続は困難だろうと予測されます。
けれど、彼ら彼女らはみんな、本気で自分を立て直したいとか生まれ変わりたいという強い意志を持って渡航するもので、それこそ給料なんて問題じゃない。
それに、給料をもらって働くなんていう事を考えていたら、海外青年協力隊員になんかなれないと私は思いますね。
海外青年協力隊はボランティアですから、給料の支給というのは一切ありません。
ただ、現地で自らの生活が安定していなければ人のためになんて働けませんからね。
毎月必要最低限の生活費だけは支給されるというのが海外青年協力隊の基本的ルールです。
まあそれを海外青年協力隊の給料だろうと言う人もいるにはいると思います。
その国の物価変動や米ドルの為替変動に大きく左右されるのは事実ですが、これが海外青年協力隊の生活費の実態です。
もし仮に850ドルもらえるエリアにいたとしても10万円にも満たない訳で、皆さんはこれを給料だと言えますか。
それに、高額の生活費をもらっている海外青年協力隊の派遣先は、それだけ物価が高い訳で、結局は裕福な暮らしなんて中々出来ないんですよね。
中には長期休職届けを出して渡航している人もいますが、それでも、その間の給料は殆ど支給されないものと考えられますね。
そこで、海外青年協力隊として渡航している間は、毎月僅かですが年金のようなものが支給され、それが協会の方で積み立てられる形になります。
これが例の仕分け以前は月々10万円弱ありましたから、まあ滞在費と合わせれば給料と言えなくもない金額だった人もいます。
しかし、今はそれも月々6万円弱に下げられ、海外青年協力隊は本当にボランティアなのだという事は、関連のブログやサイトを読んでもよく分かるところですね。